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バラバラに割れた器が蘇る!染付葡萄絵油壺

お気に入りの器が割れてしまった時、ショックで言葉を失ってしまいますよね。「もう捨てるしかないのかな…」と諦めてしまう前に、ぜひ知っていただきたいのが伝統的な修復技術です。
今回は、見事に生まれ変わった「染付葡萄絵油壺」の修復事例を、Before・After形式でご紹介します!

今回ご依頼いただいたのは、美しい藍色で葡萄が描かれた「染付葡萄絵油壺」です。ぽってりとした愛らしいフォルムが魅力的な器ですが残念なことに、腰から下の部分が落下の衝撃などでバラバラに割れてしまっていました。
裏側から見ると、亀裂が広範囲に入っており、元の形を保つのがやっとの痛々しい状態です。このままでは当然、使うことはできません。
しかし、ここから職人の手によって、器に新たな命が吹き込まれます。

今回は、割れ目を「銀」で蒔いて仕上げ、さらにその上から「金」で点々と装飾を施しました。
修復跡をただ隠すのではなく、あえて銀と金で美しく彩ることで、元の染付の葡萄柄に新たな表情が加わっています。
裏面の大きく割れていた部分も、銀のシャープなラインと金のアクセントが交差することで、まるで最初から計算されたデザインのように生まれ変わりました。

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