


復元修復 金銀蒔絵
復元修復 古唐津 鳥紋四方向付(金銀蒔絵)
【作品概要】 時を経て残された古唐津の陶片を、現代の感性と技術で蘇らせた一点物の向付(むこうづけ)です。
【作品の背景と技法】 本作品の基となっているのは、古唐津の絵唐津四方向付の陶片です。本来の形状の約四割が欠損している状態でしたが、その失われた部分を樹脂を用いて慎重に繋ぎ合わせ、元の形状と厚みを忠実に復元しました。
修復部分はあえて漆黒の下地とし、その上に金と銀を用いた蒔絵を施しています。古唐津特有の温かみのある土肌や素朴な鳥の鉄絵(鳥紋)と、煌びやかで繊細な蒔絵のコントラストが、器に新たな奥行きと物語を与えています。
【見どころ】 「欠落」を隠すのではなく、新たな「美」として昇華させる。伝統的な金継ぎの精神を現代的に解釈した、大胆かつ繊細な意匠をお楽しみください。実際に使うことで、その手取りの良さや、盛り付けた料理との調和をより深く感じていただけます。


