初期伊万里 山水紋 碗形 茶碗 swc02

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寸法:長径 約12.5cm × 短径 約11.8cm 高さ 約7.7cm
重さ:約250g
修復:共継ぎ修復・金継・金銀蒔絵
時を超え、数百年の歴史を紡いできた初期伊万里の山水紋茶碗。かつては欠けや破損によりその姿を失いかけた陶片も、匠の手によって丁寧に共継ぎ修復されました。欠損部分は樹脂で補い、朱色の弁柄を混ぜた樹脂で美しく復元。さらに金銀蒔絵で山水模様を繋ぐように施し、欠けた部分が新たな美として輝きを放つ「金継ぎ」の技法が、この茶碗に命を吹き込んでいます。
典型的な碗形は李朝茶碗を思わせる落ち着いた佇まいで、手に取ると江戸初期の茶の湯文化と伊万里の職人技の精緻さを感じることができます。破損と修復が織りなす物語は、ただの茶碗以上の価値を持ち、茶席や鑑賞の場で、静かに時を語る存在となるでしょう。

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