金継ぎを受け賜っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

普段使いの器が新たな景色を纏って蘇りました

Before

After

【金継ぎ修理事例】知人の縁が繋いだ、「食事の友」の再生
毎日の食卓に欠かせない「飯碗」。
手になじむその器は、単なる道具ではなく、日々の暮らしを共にする「食事の友」とも言える存在です。
今回は、そんな大切な日常の器の金継ぎ修理事例をご紹介します。

Before:割れてしまった「日常の相棒」
ご依頼いただいたのは、こちらの飯碗です。
普段使いとして愛用されていた器でしたが、不意の事故で破損してしまいました。口縁(器のフチ)から入り込んだヒビ(ニュー)と、小さな欠けが見受けられます。
今回の修復のご縁は、少し特別なものでした。
ご依頼者様が「直したい」と願ったその思いが、知人の方から、またその知人の方へと伝わり、巡り巡って私どもの元へとご依頼が届きました。
人から人へと繋がれた「直して使い続けたい」という温かいリレーを受け取り、心を込めて修理にあたらせていただきました。

After:幾何学模様に溶け込む、金の景色
そして、修理を終えた姿がこちらです。
鮮やかな青と緑の幾何学模様に、一本の金色の線が走りました。
大胆なストライプ模様に対し、金継ぎのラインが新たな「斜めの線」として加わることで、まるで最初からそのようなデザインであったかのようなモダンな雰囲気を醸し出しています。
(ここに ypf_82519.jpg を配置)
近くで見ると、金の線が模様の境界をまたぎ、器全体を引き締めるアクセントになっているのが分かります。
単に「割れを直した」だけでなく、器としての格が一段上がったような印象です。

お客様の声
仕上がりをご覧になったご依頼者様からは、大変お喜びの声をいただきました。
「以前とはまた違った雰囲気の器になり、とても嬉しいです」
毎日の食事を支えてきた器が、金継ぎという工程を経て、新たな魅力を纏って帰ってきました。
これからは修理の痕跡も「景色」として愛でながら、再び日々の食卓で「食事の友」として活躍してくれることでしょう。
人の縁が繋いだ今回の修理。
大切な器が割れてしまっても、その物語を繋いでいくお手伝いができたことを嬉しく思います。

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