金継ぎ依頼を受けます。
品物にはそれぞれの価値観があると思います。骨董価値が高いもの。作品的価値観が高いもの。思い出などの価値観が高いもの。そんな品物が割れてしまったり、欠けてしまったり、傷が入ったりなど様々な事故が起こり残念な思いをされている方がいらっしゃると思います。
そのような品物を復元されては如何ですか。100%元通りとまではいきませんが使える状態までには戻ります。
現在、世界的にブームな日本独自の文化「KINTSUGI」「金継ぎ」。日本では古来よりもったいないということで壊れた焼き物など復元して使える状態に戻すという概念と漆を使った漆器の技術が相まって「金継ぎ」という技法が受け継がれてきました。一般的には知名度が無かったのですが茶道の世界では普通に受け継がれていたようです。
私、金継ぎを始めて40年近くになりますが、以前は「KINTSUGI」「金継ぎ」とは言わず「金繕い」とか「金修復」とかいう風に言っていたのですが、英語圏の人たちが発音しやすいように「KINTSUGI」という言葉が生まれたようです。
料金は傷の大きさや傷の成り立ちで変わってきますので、一度拝見させて頂いて金額を決めています。下記の金継ぎ一覧はあくまでも一例としてご覧頂き、依頼する前に画像添付のメールでお問い合わせ頂くか、当庵「庵久」に自身でご持参頂くようにお願いしております。その後に修復するか否かをご検討頂きご依頼を受けたまっております。
修復期間としては傷の具合次第ですが2~3週間ほどみております。これもご相談の上期間など決定しお知らせしております。また、早く仕上がりましたらその旨お知らせしております。
当庵の金継ぎは「漆」を使わず別ページにも記載していますが「レジン」を使用しています。それに関しては様々な要因があり別ページを見て頂ければ幸いです。
金継ぎ価格(目安)
ヒキ:基本料金3,000円より+(傷の長さCM☓200円/CM)
ワレ:基本料金6,000円より+(傷の長さCM☓200円/CM)
カケ:基本料金3,000円より+(傷の面積CM2☓1,000円/CM2)
例
例えば、5cmのヒビがは入っている器ですと
3,000円プラス200円✕5cm☓2(器ですと内側と外側に金筋が入る)
料金:5,000円
例えば、縦横約2cm、4cm平方のカケている器ですと
3,000円プラス1,000円✕4cm(外側の片面だけ)
料金:7,000円
大概の傷の場合は不変ですのでおおよその参考にしていただければ幸いです。
大きな傷の場合も同様で、最初傷の度合いを見て予算の表示をさせていただきます。
鎹(カスガイ)継ぎ価格
鎹修復材料価格
鎹の大きさ:径1.5mm 20mm
◇1個あたりの価格
真鍮:1,000~
銀:2,000~
金:6,800~
プラチナ:7,600~
手間賃:1個あたりの価格それぞれ10,000円~
鎹修復価格:(材料価格+10,000円~)×個数(鎹を打つカ所)
金継ぎ依頼お問い合わせ
ご依頼の品物を送る前にお問い合わせ下さい。
複数の画像をお送り頂くと、より明確に解りますので良いかと思います。(5枚まで・15mbまで可)
傷やヒキなど当方でルーペや拡大鏡などで確認すると大きくなることや基本的には画像に写る傷を金継ぎしますが、後で見つかる傷については後日お知らせいたします。
注 不必要に断面同士をあわせない方が良いと思います。釉薬等がメカケしたりして仕上がりの傷跡が大きくなることがあります。破片が有るか無いかは少し離して確認をお願いします。
何かご不明がありましたらその旨お問い合わせ下さい。
連絡先
庵久 鶴田 純久
〒 944-0001
佐賀県西松浦郡有田町泉山1-28-23
TEL: 0955-43-2764
E-MAIL:info@kintsugi.work