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初期伊万里染付唐草紋沓形向付 skm01

「破壊と再生」が織りなす、唯一無二の景色。 初期伊万里の陶片と現代の蒔絵が融合した、独創的な向付です。

【作品の背景】 江戸時代初期に作られた「初期伊万里」の茶碗の陶片をベースに制作されました。 もともと窯の中で焼成される際に大きく変形し、破損してしまった部分を、現代の技術と感性で蘇らせた一品です。失われた半分を樹脂で大胆に復元し、伝統的な「金継ぎ」の技法を用いて繋ぎ合わせました。

【意匠と見どころ】

青と黒の対比: 片側は、初期伊万里特有の味わい深い染付(青)による唐草紋。もう片側は、漆黒の下地に金の蒔絵を施した復元部分。 「静」なる染付の古風な美しさと、「動」を感じさせる蒔絵の煌びやかさが、一つの器の中で劇的なコントラストを生み出しています。

沓形(くつがた)の造形: 窯の中で偶然生まれた大きな歪み(ひずみ)をそのまま活かしています。茶道ではこの歪みを「沓形(くつがた)」と呼び、景色として愛でますが、本作はその極致とも言えるダイナミックな曲線を描いています。

【用途のご提案】 茶碗として作られたものですが、変形が強く茶筅を振るには適さないため、懐石料理などで使われる「向付(むこうづけ)」として仕立てました。 白身魚の刺身や、彩り豊かな和え物などを盛り付けると、黒漆調の部分に食材が映え、食卓にモダンで洗練された雰囲気を与えてくれます。また、酒器の片口や、個性的な小鉢として見立てていただくのも一興です。

【仕様】
原産・様式: 初期伊万里(陶片)
技法: 染付、金継ぎ、樹脂復元、蒔絵
形状: 沓形(変形)
用途: 向付、小鉢、観賞用オブジェ

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